面接の際に自己PRを聞かれないと不安に感じる人も多いのではないでしょうか?
『もしかして不採用かも…?』
と考えてしまい面接後もネガティブに陥ってしまうことがありますよね。
僕も何度か経験があります…
正直、めちゃくちゃ不安で手応えを感じられません。
しかし、諦めるのはまだ早いです。
自己PRを聞かれなくても、採用されるケースは全然あります。
この記事では、面接で自己PRが聞かれなかった本当の理由や、採用に繋がるパターンを徹底解説しています。
是非、最後まで読んでみてください。
- 面接で自己PRを聞かれなかった理由
- 採用のパターンと不採用のケース
- 会話の中に自己PRを組み込むコツ
自己PRを聞かれない面接の採用パターン
合格のサインを見極めよう
自己PRを聞かれなかったとしても採用に繋がるケースは多々あります。
よくあるサインとして…
入社日や想定年収などの具体的な入社後の話しをされたり、
社風について問題ないか慎重にヒアリングされたりなどが挙げられます。
この場合、面接官に採用の意思があり一緒に働いていく具体的なイメージができていると考えられます。
また、人柄を見て採用基準や風土にマッチしている印象を抱いている可能性が高いので、逆質問などの際に特技や経験を踏まえて質問することで加点を狙うこともできるでしょう。
つまり、面接官の意図や企業の採用傾向に基づいて分析することで、アピールの時間が少なかったとしても合格のフラグを見極め内定を勝ち取る確率を上げていくことが可能なのです。
聞かれなかった理由
面接官が自己PRや志望動機を聞かない理由として、次のようなケースが考えられます。
- 人柄を重視した採用傾向であること
- そもそも面接の質問フローに組み込まれていない
- 書類選考や一次選考で情報を十分に得られている
こうした採用背景は面接者側には通達されていない情報のため、自己PRの時間がなく焦りを感じる人も多いのが現状です。
面接の前にエージェントを通じて採用傾向などを知っておくと、予め心構えを持てるので本番で余計な不安を募らせてしまう可能性を減らせます。
脈ありの際に取るべき行動
もし面接官があなたの採用に意欲的だと感じた場合、以下のことを意識して心がけましょう。
- 逆質問で意欲を示す
- 相槌や笑顔で会話調の雰囲気を作り出す
- 最後に自分を売り込む
特に最後のテクニックは結構おすすめで、面接の終盤にはよく最後の逆質問が設けられます。この際に自身の強みや意欲をアピールできる質問を投げかけ、回答をもらった際には感謝とクロージングで締めくくることを推奨します。
例として…
など、自身を売り込む一言を添えるだけで他の求職者との差別化を図れるだけでなく、あなた自身を強く印象付けることに繋がります。
自己PRを聞かれない面接の不採用のケース
不合格のサインとして挙げられる点は次のようなケースが考えられます。
- 入社時期や研修に関する話題がない
- 他の企業や求人も幅広く見ることを勧められる
- 抑揚や笑いなどがなく淡々としている
どうして不採用だったのかを考えよう…
面接時に上記のような対応をされた場合は、既に他の内定者が決まっていたか単純にミスマッチだった可能性が高いと言えます。
個人の経験は人それぞれなので、企業側が書類や経歴重視の採用をしている場合自分より強い経歴の求職者と闘った際に負けてしまうのは仕方がないことです。
自己分析の良い機会と考え、不採用理由や長所短所を見直して次に臨むようにしていきましょう。
企業の求める人材ではなかった
企業側の採用基準に足りていない場合も、手応えを感じられない面接になるケースが殆どです。
これはあなたと企業がミスマッチせずに済んだと考え、気にせず次にいきましょう。
合わない会社に就職して、早期離職してからの転職活動はより過酷さを増すのでむしろ手間が省けたくらいに思っておくと心に余裕が持てます。
手応えを感じられず不安になるパターン3選
- 面接がめちゃくちゃ早く終わる
- 最後に一言を聞かれなかった
- 志望動機を聞かれなかった
これらのケースに当てはまる場合は、殆どの人が不安を募らせています。しかし、これは誰もが経験していることであり、同じ企業へ面接を受けている他の誰かも感じていることなので深く傷付かなくて大丈夫です。
実際に僕もこれらの経験は当たり前のようにしてきましたし、全く手応えがなかったにも関わらず内定を獲得したケースを何度も経験しています。
採用背景や面接のフロー自体がそういう作りになっている場合も多々あるので、一概に見込み薄とは言えません。
諦めず、ただし気にし過ぎず受けていくことがメンタル維持に繋がります。
雑談面接だった場合
面接官がラフな面談のような雰囲気で面接を行うスタイルも存在しますが、これは雑談面接といって歴とした面接の手法です。
こうした面接に遭遇した際は、以下の採用背景が考えられます。
・学歴や経歴を重要視していない可能性
・見られるのは人柄やコミュニケーション能力
・社風にマッチしているかを重視される傾向
ラフだからと言って油断していると、手応えとは裏腹に思わぬ不採用をもらうことがあります。
こうした面接では、雰囲気や質問内容で正確な手応えを図ることは難しいため、会話の中で意欲的に自己PRを挟んでいくことが大切です。
面接で志望動機や自己PRが聞かれない理由3選
・人柄重視の採用をしている
・そもそも面接のフローに組み込まれていない
・二次面接や最終面接ではよくあること
自己PRが聞かれない理由は、不採用の可能性が高いだけではありません。そもそも企業の求めている人材を人柄重視で選んでいたり、面接の質問フローに組み込まれていないケースなども多々あります。
こうした背景は求職者が知り得ない部分の情報であるため面接中に不安に陥るのも当たり前です。
また、これまでの過程で十分にあなたの経歴やスキルが共有されている場合も質問項目から省いて進行されるケースがあります。対策として、事前にエージェントと相談をして過去面接の情報や採用傾向を共有しておくと良いでしょう。
面接官は何をみているのか
面接官が見ている部分は以下のことが挙げられます。
・会社とあなたのマッチ度
・あなたの人柄
・一緒に働くイメージが湧くかどうか
などが主な確認項目です。
表面上の情報は書類選考や適性検査、または一次面接などで大体確認が済んでいるため二次面接以降は採用に足る人材かどうかを重要視する傾向が強いです。
そのため、企業の求める人材をしっかりとリサーチした上で自分が示せるアピールポイントを会話の中でも伝えていきましょう。
自己PRが聞かれなかった場合の対策方法
自己PRの時間がなかった際に使える対策方法を2つご紹介いたします。
1|逆質問に組み込んでアピールする
面接官から逆質問をされた際に、自己PRを組み込みつつ質問を投げかけるように心がけましょう。
例えば…
みたいな感じで質問を質問だけで終わらせず、回収できなかった自己PRをここで巻き取っていきましょう。
2|最初の自己紹介(志望動機)と一緒にアピール
会話や質疑応答の中で自己PRを組み込む際に、
冒頭の自己紹介と合わせてアピールする方法もおすすめです。
学歴や経歴を述べた後に、補足としてスキル感や意識して取り組んできたことを伝え、それを根拠として志望動機に繋げて締めくるることも可能です。
面接で自己PRを上手にアピールする方法3選
1|PREP法を意識する
PREP法とはビジネスシーンやプレゼンテーションなどでよく使われている手法の一つです。
わかりやすく言うと…
【結論→理由→具体例→結論】
という順番で伝える手法です。
メリットとしては聞き手が内容を理解しやすいだけでなく論理的な説得力を与えることができます。
PREP法を意識的に使えるようになるとビジネスシーンだけでなく日常会話や資料作成の際にも活用できるので是非覚えておいてください。
2|口調を意識し過ぎない
面接時に丁寧な話し方や、失礼がない振る舞いを心掛けることは大切ですが、口調を意識し過ぎてしまうと噛んでしまったり武士のような日本語になってしまうこともあるので注意しましょう。
なるべく肩の力を抜いて、実際に職場の先輩と話す感覚を持つことで余計なミスが減るだけでなく、面接官もあなたと一緒に職場で接する際のイメージが湧きやすくなります。
3|自己紹介と自己PRと志望動機の違いを意識し過ぎない
自己紹介や自己PRなど似たようなワードで混乱するかもしれませんが、
基本的には同じと考えて問題ありません。
また、志望動機も自己紹介の延長線上で語れる項目なので、ワードの意味に深く囚われすぎると言いたいことが伝えきれずに終了してしまうので、気にせずアピールしていきましょう。
自己PRは自己紹介や志望動機と一緒にアピールできる
【例文付き】自己PRも兼ねた自己紹介の作り方
ここで、実際に面接時や書類で使える自己PRのテンプレートをご紹介いたします。
改めまして●●と申します。
まずは簡単な経歴をご説明いたします。
●●学校を卒業後、株式会社●●へ入社いたしました。
入社後は●●部へ配属となり、●●に携わって参りました。
主な業務といたしましては●●です。
ここでは●●年勤めておりましたが、●●の理由で転職を決意いたしました。
その後は2社目の株式会社●●へ入社し、
●●年ほど●●の業務に従事して参りました。
今回、転職活動に至った背景といたしましては、自身の経験を活かし、今後のキャリアを見据えて●●に携わりたいと考えたからです。
これまで培ってきた経験から、●●のスキルや●●な部分が長所と自負しており、御社でならその力を最大限発揮し活躍できると感じたため御社を志望いたしました。
自己PRや自身の経歴を伝える際に大事なポイントとして、
過去から現在に至るまでに一貫性を持たせること意識しましょう。
退職の理由やその後なぜこの企業に入社したのかも聞かれるため、
退職理由と入社理由は繋がった根拠を持たせることで予め想定される質問を先に潰せるだけでなく、経歴に説得力を持たせることができます。これにより、仮に短期離職や転職回数が多かった場合も怠惰や仕事が続けられない人という悪印象を軽減することも可能です。
気にし過ぎないことが大切!
これまで自己PRが聞かれない面接について解説してきましたが、例え不採用だったとしても気にし過ぎないことが最も大切です。
企業によって面接のやり方や採用基準も異なるため、自身のアピールできる時間が少なかったとしても=不採用と決めつける必要は全くありません。
仮に縁がなかったとしても、気持ち的に落ち込む必要もなく面接官も見る目がなかったんだなと考えるようにしましょう。
不採用通知をもらった際、僕は次のように考えていました!
面接官の見る目がなかった
運命的に縁がなかったのだけ
良い面接の練習になった
むしろこっちが御社の今後の活躍をお祈りしています
気持ち的な部分は自由解釈なので、落ち込むことなく自分にとって都合が良い解釈をしていきましょう。
勿論、改善点や反省点があった際は見直して次に繋げる努力をしなければなりません。
しかし、今の全力を出し切ったのであれば本番で最高のパフォーマンスを発揮できる優秀な人材だと言えます。大丈夫、あなたは優秀です。やるべきことをやったのであれば自分を褒め称えましょう。
まとめ
最後に…
面接時に自己PRを聞かれなくて不安になってしまうこともあると思いますが、決して焦ることはありません。
あくまで面接の採否は質問項目だけで決まるわけでもないのでそこは安心してください。
本当に大切なのはこの4つ
1|自己PRを聞かれなくても採用は全然ある
2|逆質問や冒頭で自己PRしちゃおう
3|企業ごとに面接のスタイルが違うことを理解しよう
4|気にし過ぎないで大丈夫!
これらの要点を意識して面接に取り組んでいけば、今よりきっと気持ち的に楽な転職活動が望めます。
是非、明日から実践してみてください!